無いSSの一部シリーズ#1
リンちゃんが車の免許を取ったと聞いて、思わず「えぇ~!?」と驚いてしまったけれど、実際に運転している姿を見て、なんだかしっくり来てしまったのは、原付に乗っていたリンちゃんを良く見ていたからなんだろうか。
ちなみに車種は原付と同じでまるっこくてかわいいやつ。
週末のキャンプに連れて行ってもらうときに、どうして免許を取ったのかと聞いてみたら、
「そ、それは……車なら、なでしこの隣で運転できるだろ」
と顔を真っ赤にしながら言ったので、すごく愛おしくなって思わず抱きついてしまった。助手席から。
運転中はやめろと割と本気で怒られた。
無いキャラクター設定シリーズ#1
好きな言葉:魑魅魍魎(鬼が4つも並んでてかっこいいから。意味は知らない)
シンなるセカイの終末を見た、僕の情動の理由の考察
※本記事は、「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」をはじめとして、他いくつかのコンテンツのネタバレを含みます。予めご了承ください。
1.はじめに
「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」、公開。
これによって『新劇場版』シリーズは14年のながーい歴史に一旦幕を下ろすことと相成った。一介のオタクとして見逃せない作品である。しかし、僕は現在進行系で就職活動をしなければならない身なので公開日にすぐ、というわけにはいかず、忙しい合間を縫ってようやく先日この作品を鑑賞する機会を得た。
思えば僕はこのような長編シリーズを他にも幾つか嗜んでいる。例えばそれは『Fate』シリーズだし、『ガンダム』シリーズも、U.C.作品*1を一続きと捉えた時、そうだと言えるだろう。
高校生の時にDVDを借りて観た『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』も、実際に劇場に足を運んだ『機動戦士ガンダムUC episode7 虹の彼方に』も、記憶に新しい『機動戦士ガンダムNT』も『Fate/stay night [Heaven's Feel] Ⅲ.spring song』も等しく「一つの物語の終わり」として僕に深い共感と、納得と、感動を与えてくれた。5月に公開予定の『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』もきっとそうであろうと期待している。
しかし、「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」は、僕にとってそうはならなかった。
「TV版」「旧劇場版」にあった納得が、情動がない。その事実に何よりも驚いているのは僕自身で、この文章はそんな自分の感情を俯瞰し、整理するためのものである、ということを前提に、読み進めて頂きたい。
2.違和感の場所
2-1.共感出来ない
ロボットものに限らず、こういうSFものは、往々にして受け手を置き去りにしがちである。サイエンス・フィクションを名乗る以上、そこには異世界を構築する上での綿密な設定が組み込まれ、複雑化する。それ故に起こる現象なので、仕方のないことである。
そして、必ずしもそのすべてを受け手に開示する必要がないのもまた事実である。僕が必要だと考えるのは、主人公と受け手の間での、理解度が離れすぎていないこと、だ。
先に挙げた2シリーズを例に取るのであれば、例えば「ニュータイプ」という『ガンダム』における概念は非常に曖昧で、定義されていない。ざっくり言って「なんとなく、エスパー的な能力」くらいの認識しかない。しかし、これは劇中においても同様で、受け手の僕らと劇中の彼らの間に齟齬は生まれない。
また、「Fate/stay night」や「Fate/Zero」における「聖杯」の役割はその一部が伏せられており、一部のキャラクターを除き主要キャラクターのほぼ全てが物語終盤まで「聖杯」の全容を知らない。ここでも、受け手の僕らと劇中の彼らの間に齟齬は生まれない。
こうすることで、受け手は作品の中に入っていくことができる。「ニュータイプ」であればその解釈は自由であるという共感を得ることができるし、「聖杯」であればその真実の開示とともに、受け手と劇中のキャラクターは同じ驚きを共有することができる。
では『エヴァ』はどうか?鑑賞後、白いプラグスーツに身を包んだアスカの描かれた特典の冊子を開いた時、僕は違和感の正体のうちの一つに気がついた。
ここに書いてあることの大半は、彼らは理解していて僕らは理解していない事実なのだ。
もちろん、僕の理解不足も大いにあるだろう。インターネットの海を泳げば、それらの用語についての考察も数多見られることだろう。しかし、劇中の彼らはその用語を考察、という曖昧な定義の下で使用していただろうか?
答えは否である。アスカやミサトさんのセリフの端々は理解に難航するし、カヲルくんのセリフはもうほとんどわからない。問題なのは、主人公であり、こちらとそちらを繋ぐはずのシンジがそこに一切の疑問を抱いていないように見えることだろう。「TV版」の時から『エヴァ』はその部分が気になっていた。その齟齬のせいで、僕は物語に入り込めないのである。
しかし、そんなことは「TV版」からずっとそうである。ではなぜ、僕は「シン・エヴァ」だけにこのような違和感を抱いたのか?
2-2.理想の「セカイ」
「セカイ系」という言葉がある。
主人公とヒロインを中心とした小さな関係性の問題が、具体的な中間項を挟むことなく、「世界の危機」「この世の終わり」などといった抽象的な大問題に直結する作品群のこと
(東浩紀 「美少女ゲームの臨界点 波状言論《臨時増刊号》」)
これこそ定義が曖昧でとらえどころのない代物であることは確かだが、多くの人が「セカイ系」のイデアとして「新世紀エヴァンゲリオン」を捉えていることは、事実として言っていいだろう。
人の認識は、イデアに強く引っ張られる。僕は思い込みの強いほうなので、この傾向がひどいことは自覚している。
だから、「TV版」よりも、「旧劇場版」のエンディングの方を強く意識してしまうのだろう。「こちらがきちんと作られた『エヴァ』で、セカイ系っていうのは、
「世界は滅びちゃったけど、ぼくらのセカイは救われたからハッピーエンド 」、或いは逆に「世界は救われたけど、ぼくらのセカイは壊れたのでバッドエンド 」 *2なんだな、最終的にはバッドエンドのことのほうが多いんだな」という思い込みが既に完成していた。
僕が「TV版」「旧劇場版」を最初に見たのは中学生の時のことだったので、このイデアは僕を今現在までずっと縛っている。僕が前項で述べた違和感を感じなかったのは、そのようなことよりも先に『エヴァ』のストーリーが斬新で、それを処理するのに必死だったからなのだろう。結果的に後々それらを見返すまでその違和感に気が付かず、まんまと「セカイ系」のイデアを作り上げてしまったわけである。
そんなことだから、僕は中途半端な「天気の子」、大団円の「君の名は」を忌避し、鬱エンドの「ほしのこえ」を絶賛する。そういうオタクに至ったのだろう、と今書きながら思った。そして「シン・エヴァ」は、満場一致の大団円である。
昔は気が付かなかった違和感と、イデアであったはずのものがイデアから乖離してしまった違和感。その2つが、あの終劇の文字と同時に訪れた奇妙な感覚の正体なのだろう。
3.なんでも否定から入るのはおたくクンの悪い癖だよ
いやまさしくその通りで、前項を書き上げて、頭を冷やすために下書き保存をして別の作業をしていたので、もう少しフラットな視点で「シン・エヴァ」について考えていく。あとちょっと、お付き合い願いたい。
『エヴァ』シリーズの完結編としてみた時、「シン・エヴァ」はとんでもなく出来の良い作品であることに気がついた。あと、「Q」とセットで考えるべきことにも気がついた。各種用語からストーリーの裏を考察するのはもっと優秀な方々に任せるとして、素直に思いついたことを書いていこうと思う。
3-1『シン』としてパーフェクト
「Q」+「シン・エヴァ」は「TV版」「旧劇場版」の流れを完全に踏襲している。
「TV版」では、シンジがエヴァに乗りたくない状態と、覚悟を決めて乗る状態を繰り返す。その流れが、14年後の世界でも繰り返される。その他にも、「目標を求めて地下に潜って、予想が裏切られる」だったり、「アスカが失敗しシンジが出撃する」だったりする流れは、「TV版」「旧劇場版」でも頻繁に用いられた文脈だ。
ここで、このシリーズが『新劇場版』と銘打たれていることを思い出す。そう、これは決して「TV版」「旧劇場版」の視聴を前提としていない。「序」が初エヴァである世代にとって、同じ文脈を用いることでまとめにかかるというのは、『エヴァ』が変化していないことを感じさせた。
仮に『新劇場版』のみを観た受け手が、新たに「TV版」「旧劇場版」を観たとしても、『エヴァ』としての違和感は持たないだろう。『新劇場版』は紛れもなく『エヴァ』だったのだ。
3-2.総まとめとしてパーフェクト
では、「TV版」「旧劇場版」からのファンに向けてはどうだろう。
受容の可否はともかくとして、「旧劇場版」『新劇場版』制作側からは明確な一つの意図を感じる。それは、「大人になる」ということだ。
「旧劇場版」では監督から実際に「現実に帰れ」という言葉で表されたそれは、「シン・エヴァ」においては成長したエヴァチルドレンという形で描かれる。
「絶望」と「希望」という2つの対立したテーマを持ちながらその根幹は共通している。親との対話を通して描かれるシンジの成長。それに気がついた時、用語とか設定とか、そういうものがどうでも良くなって、「シン・エヴァ」の最後の『エヴァ』としての良さみたいなものが見えてきたような気がした。
4.おわりに
最後にシンジと一緒にいるのは、アスカでもレイでもなく、新キャラのマリである。
シンジにとって青春時代を共に過ごしたアスカやレイでなく、マリが横にいることの意味を考えざるを得なかったが、これを書きながら頭を整理して、ようやく僕にとっての答えを出すことが出来た。
『エヴァ』から貰った心地の良いイデアは、そろそろ青春とともに捨てなければならない。大人になって手に入れた新しい価値観とともに、僕も「エヴァチルドレン」を卒業するときが来たのかもしれない、と思った。
沢山悩んで手に入れたその新しい価値観はきっと、「Illustrious」なものだろうから。
2021年3月22日
徹夜明けの少し冷える朝に
秋風
*1:『ガンダム』作品のうち、「宇宙世紀」と呼ばれる時代を軸にした作品群
*2:https://dic.pixiv.net/a/%E3%82%BB%E3%82%AB%E3%82%A4%E7%B3%BBより引用
それっぽく書いて自分の頭を整理する記事
新環境バントコントロール解説
6/1にスタンダードでの禁止改定と、相棒のルール変更が発表されました。
これによって、スタンダードでは「ジェスカイルーカ」を始めとした《創案の火/Fires of Invention》デッキが消滅し、その他の相棒を用いたデッキも弱体化を余儀なくされました。
また、様々な中低速デッキのフィニッシャーとして採用されていた《裏切りの工作員/Agent of Treachery》の禁止により、マナを伸ばすデッキもフィニッシュ手段を再考する必要が出てきました。
4日から施行なので、これを書いている時点ではまだ環境は始まっておらず、おそらく今月半ばのPTまでは環境は定まらないでしょう。
その上で、今後の有力デッキを予想していきます。
#1 ティムール再生
青系コントロールの中で唯一相棒も《創案の火/Fires of Invention》も《裏切りの工作員/Agent of Treachery》も採用していなかったティムール再生は一定の地位を保ち続けると考えます。
豊富なカウンターに《発展+発破/Expansion+Explosion》という明確なフィニッシャーでありながら、ゲーム中盤のテンポ取りにも使える優秀なスペル、《成長のらせん/Growth Spiral》や《自然の怒りのタイタン、ウーロ/Uro, Titan of Nature's Wrath》といったランプギミックがそれらを後押しします。
何より《荒野の再生/Wilderness Reclamation》は今回禁止された《創案の火/Fires of Invention》と同じくマナが倍になるバグエンチャントなので、そのパワーは推して知るべしといったところ。
しかし、今回の改定で禁止が有力視されていた《時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Raveler》が禁止されなかったため、依然このカードに対する弱さというのは残ります。ただ、《時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Raveler》を使うデッキが減った(ジェスカイルーカやジェスカイケルーガ等)ことは不幸中の幸いといったところでしょうか。
また、《変容するケラトプス/Shifting Ceratops》《探索する獣/Questing Beast》《朱地洞の族長、トーブラン/Torbran, Thane of Red Fell》といったタフネス4以上のクリーチャーに対して脆いという明確な弱点も抱えているように感じます。
特に《変容するケラトプス/Shifting Ceratops》に関してはもう手も足も出ないという感じで、もしティムール再生が環境トップになったらおそらく《変容するケラトプス/Shifting Ceratops》を採用した緑単やグルールアグロも出てくるのかなと思います。
#2 ジャンド城塞サクリファイス
先の大会で市川ユウキプロが使用したことで一躍話題になったこのアーキタイプも全く影響を受けておらず、変わらない活躍が見込めます。
まず、どのカラーリングのサクリファイスデッキにも言えることですが、圧倒的なビートダウン耐性がその魅力でしょう。《大釜の使い魔/Cauldron Familiar》と《魔女のかまど/Witch's Oven》が揃ってしまっては毎ターン1体は必ずブロックされてしまう上に、1点ドレインが確約されます。
また、《波乱の悪魔/Mayhem Devil》と《悲哀の徘徊者/Woe Strider》によるティムで盤面を取りきられたり、《忘れられた神々の僧侶/Priest of Forgotten Gods》で頭数をドンドン削られるなど、散々です。
さらに、中低速のデッキに対しても、《ボーラスの城塞/Bolas's Citadel》と《波乱の悪魔/Mayhem Devil》からの20点シュートが刺さります。《パンくずの道標/Trail of Crumbs》《フェイに呪われた王、コルヴォルド/Korvold, Fae-Cursed King》でリソース勝負にも強く出れる利点があると思います。
難点は引きムラが強いことでしょうか、サクリ台+サクられる生き物+サクって効果を発動するカードをきれいに引いて来なければ最大出力を出せないので、そこが筆者としてはモヤッとするところです。
#3 ボロスサイクリング
イコリアから登場したこのデッキも、《夢の巣のルールス/Lurrus of the Dream-Den》のパワーが下がったものの、メインギミックにはさしたる影響がなく、依然として一定数見られるアーキタイプになると思います。
他の《夢の巣のルールス/Lurrus of the Dream-Den》デッキとは違い、サイクリングデッキは最終的にマナフラッドを招く(このデッキのサイクリングは手札のカードを山札のランダムなカードと入れ替え続ける行為のため、最終的にはすべて土地か《天頂の閃光/Zenith Flare》になる)ため、ルール改定の影響を最小限に抑えられると考えます。
そもそも《夢の巣のルールス/Lurrus of the Dream-Den》によるリカバリーが必要なコントロール対面において、このデッキのメインギミックである《繁栄の狐/Flourishing Fox》による高速クロック→処理の強要→その返しに《天頂の閃光/Zenith Flare》といったプランは強く、コントロールデッキにとって相変わらずメイン戦は厳しい戦いを強いられるものとなります。
しかしこのデッキの登場時には鳴りを潜めていたサクリファイスデッキが盛り返してきたことは逆風です。《繁栄の狐/Flourishing Fox》は《大釜の使い魔/Cauldron Familiar》にブロックされ続け、《雄々しい救出者/Valiant Rescuer》はトークンもろとも《波乱の悪魔/Mayhem Devil》に焼き尽くされます。墓地に大量のカードを溜めて《天頂の閃光/Zenith Flare》!と動こうとしてもそれより先に《ボーラスの城塞/Bolas's Citadel》が決まることのほうが多いでしょう。
#4 青白コントロール
《時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Raveler》が耐えたためこのデッキも相変わらず見ることになるでしょう。先のティムール再生の項で述べた《時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Raveler》を使ったデッキの減少もプラスに働くと思います。
しかし、《空を放浪するもの、ヨーリオン/Yorion, Sky Nomad》を用いた80枚デッキのままか、ということは難しい問題になります。そのあたりは個人の裁量によるでしょうが……
また、環境後期は《裏切りの工作員/Agent of Treachery》を採用していたリストが多く見受けられました。このデッキのフィニッシャーはテーロス還魂記の時期に戻り《夢さらい/Dream Trawler》が再び採用されることになるでしょう。
ここまで新スタンダードで立場の良さそうなデッキをいくつか上げてきました。
この他にも「オボシュは剣入らないから弱い」で話題の《エンバレスの宝剣/Embercleave》を有する「赤単」
《夢の巣のルールス/Lurrus of the Dream-Den》を捨てて《ドラニスのクードロ将軍/General Kudro of Drannith》と《エンバレスの宝剣/Embercleave》を加えた「マルドゥ騎士」
《裏切りの工作員/Agent of Treachery》を失い《災いの歌姫、ジュディス/Judith, the Scourge Diva》や《無傷のハクトス/Haktos the Unscarred》でゴリゴリのビートダウンになった「マルドゥウィノータ」
なんかずっといる「ティムールアドベンチャー」「シミック変容」「緑単」
などのデッキは少なからず見ることになるでしょう。
#5バントコントロール
ここからが本題です。
新環境で有力なデッキとして挙げたデッキを前提としたとき、この環境のキーカードは以下の3種類になると思います。
「え、じゃあ青白が板じゃん」と思われるかもしれません。
ではここでなぜ筆者が青白よりバントを推すのか、については大まかに4つの理由があります。
- 《空を放浪するもの、ヨーリオン/Yorion, Sky Nomad》のコストを支払いやすい
- 相手よりも先に使えるマナが多いため、コントロール同型に強い
- 《自然の怒りのタイタン、ウーロ/Uro, Titan of Nature's Wrath》のアグロ、コントロール両方に役割をもちながら、潤滑油の働きも兼ねる丸さ
- サイドボードに《秋の騎士/Knight of Autumn》を採れる
まず1の理由から話していきます。
相棒のルール変更でまず3マナの友達料を要求されるようになりましたが、もともとロングゲームを行うデッキで採用されがちであった《空を放浪するもの、ヨーリオン/Yorion, Sky Nomad》への影響は他の相棒より小さいものであると思います。
なぜならロングゲームを行っていれば必然に土地は伸び、どこかで3マナを浮かせることができるタイミングが生まれるからです。(以前のようにアグロ相手に《空の粉砕/Shatter the Sky》を持っていない時歯を食いしばりながらブロッカーとしてキャストすることはできなくなりましたが)
で、あるならば、純正の青白よりもランプギミックを搭載したバントのほうがこの3マナ浮くタイミングを作りやすいと感じました。
これは2にも通じることで、バントが青白に明確に勝っている点はさっさとマナを伸ばして相手より強い行動を取れる様になることだと思います。
3で述べたように、《自然の怒りのタイタン、ウーロ/Uro, Titan of Nature's Wrath》はこのデッキを一段階上に引き上げたカードです。「ティムール再生」には入っていない《伝承の収集者、タミヨウ/Tamiyo, Collector of Tales》とのかみ合わせも筆者の好むところです。
4の理由が一番の決め手です。「ジャンド城塞」の《魔女のかまど/Witch's Oven》、「ティムールアドベンチャー」の《幸運のクローバー/Lucky Clover》という《エルズペス、死に打ち勝つ/Elspeth Conquers Death》の対象にならない強力なアーティファクトの存在から、丸いアーティファクト対策は必須であるように感じます。その点で、《秋の騎士/Knight of Autumn》は高速アグロにもブロッカー兼ライフゲイン役としてもサイドインでき、バントを使う上でお気に入りの一枚です。
デッキ解説
今回のリストはこちら
#メインデッキ
メインデッキは前環境のバントコントロールとあまり変わりませんが、比較的コントロール同型を意識したものにしています。
理由は、《時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Raveler》と《荒野の再生/Wilderness Reclamation》が耐えた上に、それまでのアグロデッキを支えてきた《夢の巣のルールス/Lurrus of the Dream-Den》、《獲物貫き、オボシュ/Obosh, the Preypiercer》が非常に使いづらくなった事により青系コントロールデッキを選択するプレイヤーが多いと考えるからです。アグロデッキが増えてきたら《ドビンの拒否権/Dovin's Veto》を何枚かサイドの《ガラスの棺/Glass Casket》と入れ替えると思います。
以前の《厚かましい借り手/Brazen Borrower》は「ジェスカイルーカ」対策としての側面が強かったですが、ルーカ亡き今でも相手の《サメ台風/Shark Typhoon》のトークンをバウンスしたり、《荒野の再生/Wilderness Reclamation》をバウンスしてスキを作ったりできる器用な一枚です。
Vs.ティムール再生
メインサイド通してカウンターを構え合う展開になって、こっちは《時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Raveler》を何が何でも通すってことを意識するんですが、あんまりビビってると向こうのほうがいわゆる「ドロー・ゴー」という動きに最適化されているため、時間をかければかけるほど再生側が有利になってしまいます。ですから、先に動き始めるのは必ずこっちになると思ったほうがいいです。
理想としては《ドビンの拒否権/Dovin's Veto》構えながら《時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Raveler》や《覆いを割く者、ナーセット/Narset, Parter of Veils》などの3マナアクションができるといいんですが、《ドビンの拒否権/Dovin's Veto》がないと2枚とかカウンター当てられて返しに《荒野の再生/Wilderness Reclamation》からブンブンされちゃうので《ドビンの拒否権/Dovin's Veto》はマストで持っておきたい1枚です。
実は《荒野の再生/Wilderness Reclamation》は通っても《エルズペス、死に打ち勝つ/Elspeth Conquers Death》《時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Raveler》《厚かましい借り手/Brazen Borrower》で対処できるので、それより《発展+発破/Expansion+Explosion》だけは絶対に打ち消せるように手札を整えたほうがいいのは確かです。
再生にかぎった話ではないですが、《成長のらせん/Growth Spiral》や《自然の怒りのタイタン、ウーロ/Uro, Titan of Nature's Wrath》は楽勝で消しましょう、テンポ取りが大切です。
ちなみに《ガラスの棺/Glass Casket》を残すのは相手のサメトークンや《厚かましい借り手/Brazen Borrower》を対処するためです。
あと、《秋の騎士/Knight of Autumn》は絶対にサイドインしないでください。対象が他のカードでも十分に対処可能な《荒野の再生/Wilderness Reclamation》しかない上に、ソーサリータイミングの3マナアクションとしてはこのマッチアップでは弱すぎる一枚なので、入れないようにしましょう。
Vs.ジャンド城塞サクリファイス
メイン戦はこちらの単体除去があまりよく機能しないので、《空の粉砕/Shatter the Sky》を一回は打たないと厳しいと思います。相手が《ボーラスの城塞/Bolas's Citadel》をプレイできるマナ域になったら(実は土地3に《金のガチョウ/Gilded Goose》と《忘れられた神々の僧侶/Priest of Forgotten Gods》でもう設置できちゃう)少し意識してカウンターを構えるようにしたほうがいいと思います。
こっちがサクリファイスを使ってるときによくされるので一応いっておきますが、《時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Raveler》は《魔女のかまど/Witch's Oven》や《悲哀の徘徊者/Woe Strider》などのサクリ台が出ているならそこに打ちましょう、さもないと立ち消えてドローもできなくなります。
サイド後はシンプルに除去を増やし、《波乱の悪魔/Mayhem Devil》や《パンくずの道標/Trail of Crumbs》に当たる《霊気の疾風/Aether Gust》、《魔女のかまど/Witch's Oven》や《パンくずの道標/Trail of Crumbs》を破壊できる《秋の騎士/Knight of Autumn》を投入します。一見関係なさそうな《ドビンの拒否権/Dovin's Veto》と《中和/Neutralize》を残すのはほぼ《ボーラスの城塞/Bolas's Citadel》一点読みなところがあります。なので、相手が「ラクドスサクリファイス」ならこの4枚も抜いて《夜群れの伏兵/Nightpack Ambusher》を入れましょう。
Vs.ボロスサイクリング
相変わらずメインはきついです、ただルールスという以前よりもわかりやすい目印があると思うので、《ガラスの棺/Glass Casket》《時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Raveler》《厚かましい借り手/Brazen Borrower》《覆いを割く者、ナーセット/Narset, Parter of Veils》を求めて強めにマリガンしましょう。
サイド後は除去を増やし、盤面制圧に長けた《夜群れの伏兵/Nightpack Ambusher》を投入。《エルズペス、死に打ち勝つ/Elspeth Conquers Death》を1枚残すのはルールスを除去するためです。
また、《ドビンの拒否権/Dovin's Veto》《中和/Neutralize》は《天頂の閃光/Zenith Flare》をカウンターするために残します。相手の墓地の枚数とこちらのライフの残量を気にしながらマナを浮かせるようにしましょう。
Vs.青白コントロール
もしエスパーとかでもやることはそんなに変わりません。お互い構えあって《時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Raveler》を通したほうが勝ちます。
ただ、ランプギミックの分こちらがいち早く《時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Raveler》+3マナの論争ケアの形に持っていけるので、有利かなと感じます。《自然の怒りのタイタン、ウーロ/Uro, Titan of Nature's Wrath》もこの形で出してください。
先手のときの先3エンド時の相手の《海の神のお告げ/Omen of the Sea》はカウンターするといいことが多いです。もちろん《時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Raveler》をカウンターする余裕がある前提ですが。
《空の粉砕/Shatter the Sky》は《裏切りの工作員/Agent of Treachery》の禁止で青白のフィニッシャーが《夢さらい/Dream Trawler》になり《エルズペス、死に打ち勝つ/Elspeth Conquers Death》では対処できないので、それ用に残してます。《太陽の恵みの執政官/Archon of Sun's Grace》とかの横並びパターンも一応あるのでギリ腐らないかと。
Vs.バントコントロール
ミラーの一本目はお祈りですが、基本はさっき書いた対青白と変わりません。速攻で《時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Raveler》を叩きつけてカウンター食らうと返しの《時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Raveler》で負けちゃうのでそこらへんは意識しましょう。
サイド後は青白と違い《霊気の疾風/Aether Gust》を投入して相手の《成長のらせん/Growth Spiral》や《自然の怒りのタイタン、ウーロ/Uro, Titan of Nature's Wrath》を積極的に咎めて行きます。
相手のデッキに《夢さらい/Dream Trawler》が見えたら《ガラスの棺/Glass Casket》と《空の粉砕/Shatter the Sky》を1枚入れ替えましょう。
Vs.赤単アグロ
メインは祈ってください。相手も祈ってます。
サイド後の《秋の騎士/Knight of Autumn》は4/3で盤面を止めて《空を放浪するもの、ヨーリオン/Yorion, Sky Nomad》でブリンクしてライフゲインという動きが強いので入れてます。ほかはあんまり言うことありません。
一応《霊気の疾風/Aether Gust》は盤面除去にも使えるんですけど、《夜群れの伏兵/Nightpack Ambusher》とかで盤面が固まってきたら《エンバレスの宝剣/Embercleave》ケアで構えておいたほうがいいです。
Vs.ティムールアドベンチャー
正直一番良くわかってないマッチアップです。《幸運のクローバー/Lucky Clover》からの《願いのフェイ/Fae of Wishes》でアドバンテージを稼がれると負けてしまうので、メインは対処できない《幸運のクローバー/Lucky Clover》は諦めてアドバンテージ源の《願いのフェイ/Fae of Wishes》、《僻境への脱出/Escape to the Wilds》だけしっかりカウンターするようにしましょう。
サイド後はほとんどのクリーチャーを対象に取れる《ガラスの棺/Glass Casket》《霊気の疾風/Aether Gust》、《幸運のクローバー/Lucky Clover》を《秋の騎士/Knight of Autumn》で対処することを意識します。
こちらが除去にマナを使わなければいけない都合上、軽く《願いのフェイ/Fae of Wishes》を消せる《神秘の論争/Mystical Dispute》だけ残すことにしてるのですが、もしかしたら《ドビンの拒否権/Dovin's Veto》の方がいいかもしれません。
Vs.マルドゥウィノータ
《裏切りの工作員/Agent of Treachery》を失ったとはいえ《軍団のまとめ役、ウィノータ/Winota, Joiner of Forces》のパワーは健在で、《無傷のハクトス/Haktos the Unscarred》は対処に困る高クロックですし、《災いの歌姫、ジュディス/Judith, the Scourge Diva》で急にクロックが跳ね上がることもあります。
なので、《ガラスの棺/Glass Casket》や《時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Raveler》を使って《軍団のまとめ役、ウィノータ/Winota, Joiner of Forces》の出力を極力抑えた上で《空の粉砕/Shatter the Sky》まで耐え抜きましょう。
実は《自然の怒りのタイタン、ウーロ/Uro, Titan of Nature's Wrath》を超えるクロックや、《夜群れの伏兵/Nightpack Ambusher》の横並びしたトークンはを超えたりするのは苦手だったりするのでそこらへんが鍵です。
その他
Vs.マルドゥ騎士,緑単
普通に除去して戦ってれば負けることは無いと思うのでサイドプランだけ載せておきます。
この他にも環境が変わって新しいデッキが出てきたらドンドン追記していこうと思います。それでは。
そろそろ今期のアニメの話(2020冬)
前クール、2019年秋は豊作のクールであった。
文句なしの覇権、「ソードアート・オンライン アリシゼーション War of Underworld」と「Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-」を筆頭に、ラブコメは「戦×恋(ヴァルラヴ)」、「俺を好きなのはお前だけかよ」がしっかりカバー。辛い現実に対する日常枠として「ぼくたちは勉強ができない(第2期)」、「放課後さいころ倶楽部」。ファンタジーは「魔入りました!入間くん」、「慎重勇者 ~この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる~」が強い。
そしてしっかり苦痛修行枠の「超人高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くようです!」も携えたスキのないクールであった。
「このようなクールを経験してしまった我々は、もう並のクールでは満足が出来ないのではないか?」
一抹の不安が我々の脳裏をよぎる。クリエイターの諸兄が毎クールその不安をバハムートのファンファーレの如く払拭してくれている事実は理解していても、本能は毎回その恐れを呼び起こす。
「今期は見るアニメが無いのではないか」
かくいう筆者もその一人だ。故に語らなければなるまい、今期も豊作である、と。
以下は、備忘録の意味も込めて、筆者が一話をチェックし、視聴をキメたものを曜日順に並べる。尚、筆者はAbemaが主な視聴ツールなので曜日はそこに準拠する。
月曜日
皆さんは夜空を見上げた事はあるだろうか?
都会では見えぬ星の名に思いをはせてみるのも、また乙なものである。
それは星に結ばれた奇跡の百合、「恋する小惑星」は見事筆者の琴線に触れた。
初見では「ブレンド・S」の系譜を継ぐNLきららか?と思ったもののその予想はいい意味で裏切られる。
まさか好感度カンスト百合とは夢にも思わんで、しかもCPは一つじゃないっぽいし……これは週の初めから癒やされそうだ。
ところで、僕は動物が苦手だ。
「けものフレンズ」は動物のデフォルメ化とその習性の再現によってそれを払拭した。
ならば、あとはペロペロしたら仲間である。
「群れなせ!シートン学園」は新たなケモ系アニメの道を切り開いた。
普通にためになる知識とかもあるのでぜひ見てほしい。あとEDは必見である。
火曜日
今期のアニメ一覧を見た時、僕は落胆した。
「ひと目で分かる苦行アニメがない……」
前クールで言えば「超余裕」その前なら「ありふれ」「チート」と、思い起こせば、ここ最近苦行に恵まれていたがゆえの甘えだったのかもしれない。
しかし、神は甘えを許さなかった。
僕は、「痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。」を、今期の修行枠として定めた。
その理由は1話をご覧いただければわかると思う。とにかく、虚無なのだ。
OP、EDから伝わってくる地雷感もたまらない。前日の「恋する小惑星」と「シートン学園」で稼いだHPをゴリゴリ削ってくる。
しかし、僕はそれこそクソアニメ防御力に極振りしているので視聴は継続する予定だ。
水曜日
「物語」シリーズは僕のなかで一つ大きなものになっている。
僕は原作のファンであったのだけれど、あの軽快な会話劇を、さようにして映像化したものかと感動を覚えた記憶がある。
また、「古典部」シリーズも好きなので、僕はきっと会話劇が好みなのだろう。
「虚構推理」は、そんな僕の欲求を満たしてくれそうである。
[恋愛×伝奇×ミステリ]を謳う本作であるが、その会話のテンポに一目惚れをしてしまった。個人的今期の覇権候補である。
あと欠損少女は良い
木曜日
皆さんは、「獣の奏者 エリン」を見て育った世代だろうか?
「甲虫王者 ムシキング 森の民の伝説」は?
あのような「絵柄に似合わないシリアスな世界観」を描くアニメは、近年そうなかったのではないだろうか。
「ソマリと森の神様」は、久しぶりにそんな感覚を思い出させてくれた。
OPは森山直太朗、ますます00年代NHK感がすごい。優しい気持ちになれる作品なので、是非。
金曜日
まず、「へやキャン△」は確定である。
「ゆるキャン△」は4期ぐらいまで幻覚を見ていたので、まあ、文句なしと言ったところ。
そして、やっぱり緒方少年は最高であった。
「地縛少年花子くん」は声と絵柄で脳をとろかしてくるタイプのアニメである。
それ故にここでいくら語っても良さは伝えきれない。1話の導入としての完成度も非常に高いので、是非それだけでも見てほしい。
土曜日
まぁ言わずもがな、2クール目に突入した「Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-」は確定である。
さて、皆さん僕の男の娘風俗レポは読んでいただけただろうか?
まだで興味がお有りの方は是非読んでいただきたい。
僕がこのようなことをするのは、前例を作ることでそれに対するハードルを下げる意味もあったりする。
「異種族レビュアーズ」は、そんな僕に染みるアニメであった。
とはいえ、内容はコメディ一色。いわゆる「エロコメ」である。ニコニココメ付きで見るとより一層楽しいタイプのアニメである。是非。
日曜日
出来がいいアニメが見たい。
いや、出来の良い物語が聞きたい。
シンプルな話の面白さだけで勝負するような、そんな作品は無いものか……
あった。
「ID:INVADED イド:インヴェイデッド」は昨今の安易な「オタク受け」要素はすぐには見受けられない。シンプルに話が面白くて気がついたら見終わっている。そういう作品だった。
これはネタバレ一切なしで見てほしいと思っているので、僕の言葉を信じて是非見ていただきたい。
そして出来が良いといえば、「アニメ」としてみたときの出来の良さはおそらく今期トップである、「映像研には手を出すな!」も外せない。
非常に出来が良くてちょっと唸ってしまうので本当に見てほしい。しかしFOD独占
最後は、少し怪しい枠である。
この2つに並ぶほどの大作かと言われれば、まだわからない。
今後の展開に期待を持たせられるぐらいにはくるものが有った。
「22/7」は普段余り僕の見ないジャンルのアニメである、が、各キャラの掘り下げ次第では化ける、作画も良いので様子見、といったところである。
OPEDともにあの秋元康が手掛けているので「秋元」っぽさが凄いことだけは記しておこう。
以上が今期、僕の見る予定のアニメたちである。他におすすめがあれば是非コメントでお願いしたい。
新年早々男の娘風俗に行った話
~ことのなりゆき~
年明けたら男の娘風俗に行くか
— 幻想研幹事長、秋風 (@FaIIwind) 2019年12月31日
連れてけ
— おちゃまる (@ochamaru38) 2019年12月31日
~完~
はい、ということで2020年1月7日、人生初の男の娘風俗に行ってきました。
明らかにべし太郎 (@DJ_FLANDRE)先生の影響です。
まぁただ昔っから興味はあったので最後のひと押しになったって感じですね。
これは前日譚なんですが、今回の相方は非常に慎重な奴で、3日前まで踏ん切りがつかなかった挙げ句、通話を要求し一緒に嬢を探すという無を行いました。(僕はとっくに予約済み)これなんか前もやったなぁ?
ちなみに今回は嬢のアナル受け。さっっすがに後ろでナニをしたこともないのに初男の娘風俗で逆アナルはハードルが高かった。いざ予約するために嬢を選ぶとなったときに文字通り尻込みしてしまったのは言うまでもないことだろう(結局僕の予約した嬢は逆アナルも発射もNGだった)。先人の度胸が身にしみた瞬間である。そのうち…そのうちね…
通話先で予約の電話をしている際、
「秋ちゃん、入れる方にした?入れられる方にした?」
と消え入りそうな声で僕に聞いて来たので「流石に入れる方だよ」と答えておきながら頭の中ではクレイ・フォーサイトが「精子の多くを見捨てるんだ、自分で決めたという覚悟がなければこの先、生きていけない」と雄弁に語っていたことは特に書いておくべきでしょう。
そして、冬コミの新刊に目もくれずアレを禁じること3日、万全の準備を整えて大学をサボり出陣。BGMにHeart's On Fireを流しテンションも爆上げ、今回は120分ということもあり薬もキメて準備万端。
鶯谷に呼び出されたので山手線に揺られていると電話がかかってくる。登録はされていない番号だったが、見覚えのあるもの。そう、今回予約した店だ。
事前の確認電話は今回は時間の都合で前日に済ませてある。ならば、今日は待ち合わせ場所についたときに僕から電話をかけることしかないはず……
僕の頭の中に嫌な予感とあるMEMEがよぎる。
電車を降りて電話を折り返す。すると……
「大変申し訳無いのですが、本日ご予約されていました○○ちゃんが体調不良ということで――」
www.youtube.com>Déjà vu<
今日からドタキャンの帝王*1と呼んでくれ!
仕方がないので別の子を指名する。勢い余って発射のオプションをつけました。
待ち合わせ場所から電話で誘導されて通されたのは普通の一軒家。
ドアを開けると嬢がお出迎えをしてくれた。
いや、かわいいなオイ。でもやっぱり声はちょっと低めなんですね。
思春期を催眠音声に費やした音柱*2と名高い僕の脳は若干バグりましたがまぁいいでしょう。
手を引かれて二階へ。中はカラオケみたいに区切られてるんですね。
部屋は「格安ラブホ」って感じの部屋。ただ風俗でダブルベットってホテル使わないとないから新鮮だったりする。
上着と荷物を置かせてもらい、自己紹介をされたあといきなりキス。
あまりの距離感の詰め方に流石に頭がバグったのですがこれがうっまい。
「男の娘初めて?」
「アッハイ(おたく)」
「じゃあ今日はどうして来たんですか~?」
「最近ネットで男の娘風俗が話題で(直球)」
包み隠さず喋ってしまいました。べし太郎先生……すみません……
服を脱がされて嬢が僕のモノ*3の大きさに驚くのはいつものイベントなのでカットします。というかこの時点でだいぶ芯入ってます。120分持つのかこれ。
シャワーを浴びるときに嬢のモノを見て顔に似合わず立派だったので思わず「でかいっすね」などと言ったら「何いってんの!」と嬢のモノと僕のモノを重ねて大きさを比較し始めてだいぶ頭のバグも進行してきました。
部屋に戻ってまずは添い寝の体制ですっげぇうまいキス。ダブルベッドじゃないと出来ないことである。その間にモノをいじることも忘れないプロの精神に感動。そして足を絡ませてきた時太ももに感じた不思議な感触にかなり思考がショートしてきました。
嬢の口は唇から首へ、首から乳首へ。僕は乳首をなめられるとゆうさくを思い出しながらも感じるというよくわからない頭の作りをしているのですが、当然反応でバレて大攻勢に転じてくるわけですね。もうたまらないわけですよ。
どんどん下に降りていって次に反応してしまったのが股関節の部分。
そもそも人生でここをなめられたことのある人のほうが少ないんじゃないかという部分ですが、これがこそばゆいながらも気持ちいい。
ただ、異次元の感覚に体もバグり腹筋が攣りそうになったことだけは報告しておきます。
次はいよいよおフェラ座の怪人パートですね。男の娘に限らず、同性のオーラルセックスは気持ちがいいとよく言いますが結果からいえばこれは本当でした。やっぱり自分にもある分コツがつかみやすいんですかね。
先程も述べましたが僕は音柱なので、あのフェラ特有の下品な音が大好きなんですね。
その点も含めて満点でした。
危うく暴発しそうになったので攻守交代。
べし太郎先生の言葉を借りれば、僕は焼き肉に行って焼き肉を食べるタイプの人間なのでもちろんこちらもなめさせていただきました。けっこう喘いでくれる。興奮さしてくれるねぇ!
感触は本当になんともいえなくて、弾力のある肉の棒っていう表現以上にないですね。気になる方はしゃぶりにいけばいいと思います(投げやり)。
基本味はしないんですが、定期的に結構な塩味を感じるわけです。なんだろうなと思って考えていると多分カウパーなんですよねこれ。
「ガマン汁出てない?」とちょっと煽ると、「超うまい……本当に初めて?才能あるかも」とまさかのお墨付きを頂きました。俺ノンケちゃうかもしれんな。
そしていよいよ挿入。入るゴムがなくて僕が持参してきたメガビッグボーイを使うというのもいつもの展開なのでカット。
「入るかな~~」といいながらローションをつけた手でアナルをほぐす嬢は見ていて非常に興奮するものでした。
上に乗られて兜合わせなどで遊んだあと、いざ、と、にゅるっと挿入した感が息子に伝わってきて、おお、と思うのもつかの間。奥まで入れた嬢が「あぐっ」みたいな声を出して、一言。
「ちょっとこのままでもいい?」
処女か?
めっちゃ興奮しました。だいぶ僕の息子のせいです。しかし僕は良客なので無理に動くことはせず嬢が動くまで待ちます。
ついに動かれますと、いや、キッツ!
根本が締め上げられてとんでもなく気持ちがいいわけです。
このままだとあっさり逝ってしまうなと思っていると「やりたい体位とかある?」と聞かれたのでバックをする。そこで気がついたんですけどめっちゃ肌綺麗なんですよ。
正常位にジョブチェンジ。この体位が一番バグります。モノがよく見えるので。
そろそろ逝けそうだな~と動いていると、動きに合わせて揺れる嬢のモノを見てある映像が思い起こされました。
そう、淫夢4章です。
野獣を正常位で犯す遠野は野獣のモノをしごいてあげてました。射精オプションもつけてるし!ということで空いた右手で嬢のものを扱き上げます。
すると喘ぎが強くなるとともに締まりもやばくなって無事、発射。ノルマは達成です。
抜いてゴムを捨てると、嬢が「復活するまで私を逝かせて?」とのことだったので俄然やる気になり添い寝の体制で手コキをします。
すぐに「逝きそう……」と反応したのでモノをガン見します。
他人の射精を生で見る機会なんでそうありませんからね。
ギンギンに反り返ったモノの先から飛び散るカルピスを見て脳バグの瞬間最大風速を迎えました。みんなもつけよう、射精オプション。
それを見て完全復活してしまった僕のガロデリオンを最後はフェラで抜いてもらいました。一射精完全燃焼。
若干時間が余ったので、話題に困った僕はなんとべし太郎先生の本(DL版)を嬢と一緒に読むという暴挙に出ます。表紙をみて「これTwitterで見たことある~」とのことだったのでだいぶ拡散されていることが確認できました。
「私もお茶出したね」「初めての人って広げるの大変なんだよ~」「これってふたりとも逝けなかったのかな?」とかプロの感想を聞きながら他人のレポ漫画を読むという貴重な体験をさせてもらいました。いや感謝してもしたりねぇ。現物再販したら買わせていただきます……
最後はお見送りのキスをしてさよなら。普通の一軒家なのでなんか普通に向かいの家がピザの出前頼んでて配達員のお兄さんにガン見されましたがまあいいでしょう。
別店舗に行っていた友人と合流してお好み焼き食べて帰りました。
http
— 幻想研幹事長、秋風 (@FaIIwind) 2020年1月7日
総括
男の娘風俗良いので行こう。
あとべし太郎先生のレポ本はBoothにて大好評販売中。
買おう。
s://twitter.com/FaIIwind/status/1214461654169079809?s=20
2020年最多情報量文章
2020年1月4日、バイトが終わり、帰宅して夕飯(おせちの余り)を食べていた僕のもとに1通のDMが来る。
なんと元カノからの連絡。
こっちに引っ越すって何?となっていた僕のもとに追撃が来る。
???????????????????
テンパった僕の検索ログ
友人間なら2万でいいらしいですねご祝儀
とりあえずクリームブリュレの6個セット送りつけておきました。(食べたいと言っていたので)
あとはボテ腹セックスのレポを待つのみですね!